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1−1−3 栽培漁業の動向
国では、「つくり育てる漁業」をホタテガイ、ウニ、ヒラメなどの種苗放流事業、サケ・マスのふ化放流事業、漁場整備、養殖業の4つに区分している。北海道では栽培漁業を国が位置づける「つくり育てる漁業」と同じ範囲の位置づけで推進している。
北海道においては、サケ・マスふ化放流、ホタテガイの養殖や地まき放流、コンブ養殖などが、これらの魚種にとって生息環境として適していたという基本的な要因と関係者の努力の結果、北海道の基幹的な漁業となるまでになっている。
これまで北海道の漁業を支えてきた遠洋・沖合の北洋漁業が200海里体制の定着により大幅に縮減されたことや、近海資源の減少などにより、栽培漁業に対する依存度が年々高まっている。

栽培漁業対象種の沿岸漁獲量に占める割合の推移

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